古着物を未来へつなぐ循環プロジェクト「engimono」。環境・福祉・文化を結ぶ新しい社会モデルを燕市から発信。

あの日から15年

東北大震災の日から昨日で15年経ちました。
未だ行方不明の方が2519人もいられます。
せめて…遺品だけでも見つかって欲しい。
そうでないとご遺族も先に進めないのではないかと思ってしまいます。

15年前の私も「何かせずにはいられない」
という思いのままに5月と7月の2回ボランティアに行きました。

一度目は仙台市周辺。

2度目は陸前高田市でした。

家の中から泥にまみれつつも、大切なものを運び出した時は胸に来るものがありました。

なにも無くなった更地の跡にぽつんと個人商店を開いている人がいました。

これだけの目に遭いながらも、再び立ち上がろうとする人の強さを見た思いがしました。

何かできる事はないか

帰ってきた後、このまま消え去らせてはいけないと言う自問の日々でした。

被災地の人々が再び立ち上がろうとする意志を感じ、そして鎮魂の想いを何かカタチにして残したい。

そして出会った言葉

「睡蓮は泥の中から美しい花を咲かせる」

なにもかも泥とガレキに埋もれてしまった。

しかしその泥の中から立ち上がろうとする人々の姿と、なんとしても復興しようと言う気概。

それをカタチにしたい。

小さくてもいい。忘れないように復興と鎮魂の碑として造りたい。

その想いから燕市の技術と協力工場の力を結集して創り上げたものが「蓮華」です。

黄泉の国に咲く花と言われる蓮をモチーフにしたかったのですが、

蓮の花びらと葉を作るのが技術的にハードルが高く、睡蓮になりました。

花と葉はステンレス製のバネ材曲線を表現。酸化発色で色を付けました。

台座は鏡面研磨した材料をレーザー加工で切り抜き溶接で組み立て。

しかしエッジを立たせるために肉盛り溶接した後、研磨で角を出すと言う手間の掛け方。

普通なら絶対嫌がられます(笑)

そして私が書いた題字を酸化発色で刻印。

2つ作りましたが、一つは当時製品開発パートナーであったスノーピークが

本社社屋であるSnow Peak HEADQUARTERSを新築した際にお祝いとして贈りました。

お祝いの胡蝶蘭がロビーを埋め尽くす中、唯一の金属工芸品でした。

もう一つは今も私の机の後ろで静かに佇んでいます。

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