engimonoは、着物を再生するという行為を通じて、 環境・福祉・文化という3つの領域に同時に価値を生み出す循環型プロジェクトです。 ここでは、私たちが取り組む社会価値をより深く紹介します。
日本では、毎年多くの着物が役目を終え、廃棄されています。 しかし、着物は本来、長く大切に使われることを前提に作られた“持続可能な衣服”です。
現代の廃棄サイクルの中で焼却処分されてしまうと、 CO₂排出や資源の損失といった環境負荷が避けられません。
engimonoは、この流れを変えるために、 着物を「リメイク素材」として再生し、再び価値を持つ形へと蘇らせています。
この取り組みによって、
着物を捨てずに生かすことは、地球の未来を守る選択でもあります。
| 世の中で起きている課題 | エビデンス |
|---|---|
| 日本では大量の衣類が廃棄されている | 年間約51万トンが廃棄(環境省) |
| 衣類の焼却はCO₂排出の主要因 | 国連UNCTAD:衣類のCO₂排出は12億トン(航空+海運超え) |
| 着物は持続可能な衣服である | 解けば反物に戻る・無駄が出ない(学術研究) |
| リメイクは資源循環に寄与する | 環境省:リユース・リサイクル推奨 |
| 着物は再利用性が高く資源活用に優れる | 専門記事:多用途に再生可能 |
着物の洗浄、解き、仕分け、検品―― これらの工程は、丁寧な手作業が求められる仕事です。
engimonoでは、この工程を地域の福祉作業所へ委託しています。 障がいのある方や高齢者の方が、自分のペースで取り組める作業であり、 その手仕事が確かな価値を生み出します。
この協働によって、
誰かの手が、着物を未来へつなぐ力になる。 その役割が、働く人の誇りと自信につながっています。

内閣府 令和7年度障害者白書より抜粋(障がい者雇用が進まない現状)
着物には、地域ごとの技法、職人の技、家族の歴史が宿っています。 しかし、現代の生活様式の変化により、着物文化は急速に失われつつあります。
engimonoは、着物を新しい形に再生することで、 文化を“守る”だけでなく、“今の時代に合う形で蘇らせる”ことを目指しています。
着物文化は、過去の遺産ではなく、未来へつなぐべき“生きた文化”です。 engimonoは、その文化を次の世代へ渡す架け橋となります。

環境保護、福祉支援、文化継承―― これらは別々の取り組みではなく、着物を再生することで自然につながる循環です。
着物を受け取り、洗い、解き、仕分け、再生し、使う人へ届ける。 その一つひとつの工程に、人の役割があり、地域のつながりがあり、文化の息づかいがあります。
engimonoは、着物を通して、 「人と地域が支え合い、文化が未来へ続く社会」 を育てていくプロジェクトです。